どもる

言語障害に類似した症状のどもりは、
医学的には吃音症と呼ばれるもので、

健康保険が適用される疾病に分類されています。

この吃音症の発症には様々な原因があると考えられていますが、
他の病気と比較すると、患者の精神面が原因となって

この症状を発症する例が少なくないように思えます。

元来あがり症だった私の場合、成人するころには症状がかなり悪化し、
人前でスムーズに会話することができず、言葉を発する時、常にどもるようになってしまっていました。

どもりの原因や症状の程度、発症する時期などは人によって異なりますが、疾病として
分類されているものですから、何らかの治療方法や克服法によってこれを改善することは可能だと思っています。

実際、私自身がそう信じて、吃音の克服に成功しているのです。

⇒また、こちらのページで、どもりの克服法を紹介しています。

しかし、どもり（吃音）が発症する原因について、現段階では医学的に解明されていないのが現状です。
そのため、原因として様々な説が挙げられています。

発声や呼吸の方法といった肉体的な事が原因の場合もありますし、あがり症や自己否定といった精神面での
問題が原因である場合もありますから、人によって発症原因が異なるというのが正しい見方であるかもしれません。

もしも精神的なものが原因だと思われるなら、心療内科や精神科などを受診し、
カウンセリングを受けて自分が抱えている悩みなどを全て打ち明けるのも良い方法だと思います。

しかし、自分自身でどもりの原因を精神的なものか肉体的なものか判断するのは難しい事ですよね。
そうした時には、一度一人で歌を歌ってみましょう。

歌をつっかえずにスムーズに歌えるなら、呼吸や発声には問題がないという可能性が出てきます。

また、人と対面して会話する際に緊張が高まり、そのせいで上手く話せないというのであれば、
あがり症や対人恐怖症といったメンタル的な問題がどもりを引き起こしている可能性が高いと言えるでしょう。

原因の特定は自分に適した改善方法への早道ですから、まずはその原因を知ることから始めましょう。